テレビドラマにもなった「お嬢様刑事と毒舌執事のお話」、
まだ読んでいないのですが、最初その本の話を聞いたとき、
主人に対して毒舌をはく執事って、そんなの執事じゃない!
と、思ってしまったのは、この本を読んでいたから。




ジーヴズの事件簿  (P・G・ウッドハウス選集 1)ジーヴズの事件簿 (P・G・ウッドハウス選集 1)
(2005/05/27)
P.G.ウッドハウス

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英国貴族、というと、洗練されていて会話は機智に富み、物事に動じず、
英国独特のユーモアを持って諸処の難関も乗り越えて行く、という印象があるのですが、
この本の主人公バーティーは、気だてはいいけれど時々軽率な行動をとったり、よく考えずに物事を決めたり、
そのおかげでいろいろなトラブルに巻き込まれてしまう、
しかし彼には執事のジーブスがついています。
決して主人に楯つく事はなく、「かしこまりました」と下がるのですが、
ジーブス言う所の「機略と手際」で、表立った動きも見えぬまま、
あらら、いつの間にか全ては解決、上手くいくのでした。

泥棒に間違われたり、恐い叔母さんが勧める女性と結婚させられそうになったり、
二人が(実際はジーブス一人が)それをどうやって乗り切るのかを、ワクワクしながら読み進めていくのも楽しいのですが、
英国らしい登場人物の会話もまた楽しいです。
たとえば、バーティーお気に入りのチェックのスーツ(実際はどうも褒められる代物ではない)に関する会話、
最初は誰がなんと言おうと良いスーツだ、と思って着ていたバーティー、
事件が解決し、ジーブスの手腕を認めた後、

「それからジーブス。あのチェックのスーツだが。」
「は?」
「そんなにまずいか?」
「やや突飛にすぎるかと存じます」
「でも、仲間の多くがどこの仕立て屋だと訊くぜ」
「間違ってもそこで注文しないためでございます」
「でも、ロンドンでも一番のいいやつなんだ」
「その仕立て屋の気だてには、わたくしも異存はございません」


という訳で、スーツを誰かにあげてしまう事に決めるバーティー、
ジーブスに命じると ”聞き分けのない幼児を見守る父親のように柔和な表情で”
「ありがとうございます。昨晩、庭師の助手に下げ渡しました。」

かなわないね。


ジーブスものは短編、長編とも数多くあり、この本ではその中から選び抜かれた13の短編が載っています。
ウッドハウスの作品は国書刊行会からも何冊も出ており、そちらの方がジーブスものの数も多いのですが、
翻訳はこちらの文芸春秋版のほうが良いのではないかと。
会話にしても”古き良き時代の英国の雰囲気”が出ているし。
(国書刊行会の方はややくだけすぎている印象があり、バーティーが「ハイソなんだけどちょっと抜けた所もある気のいい青年」ではなく「そこら辺のノリで突き進むあんちゃん」のようになってしまっている部分もあるので・・・)


そうそう、訳と言えば、中国の唐時代が舞台の話で、
登場人物の武官のせりふに「マジかよ」というのがあって、
ちょっとそれは・・・と思ったことが。


この本、画像ではついてませんが、帯のデザイン(文章も)がまたお洒落です。
内容ももちろんですが、そちらもお楽しみください。

【2012/01/29 14:13】 |
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ここ数日、雨が続いている三重県です。
年末からずっと良いお天気が続き、空気もカラッカラ、肌もカピカピ状態が続いていたのですが、
やっと少し潤いが。
ああ、うれしや。
この年になると、お肌の乾燥はシワの元ですから・・・


コンサはもうじきグアムキャンプに出発しますが、
あちこちのチームで「今季始動」のニュースが流れてきています。
そんなニュースを見ながら、ふと気がついたら、
チェックしてたのがJ2のチームばっかりだった。
おおっといけない。
身に付いた習慣って、なかなか直ぐには変えられないものですね。


北九州の1番をつけるユウヤ、今年の髪型はどんなかな、
走る時にもピン!と背筋の伸びている押谷君、岐阜から磐田に戻る(今季も対戦するのね)、
愛媛でケンゴと仲の良かった吉川選手は期限付きから完全移籍で富山に(兄弟で同じチーム)、
あ、斉藤君はマリノスに戻るのね、
鳥取に入団したコスタリカの選手、レゲエ・ミュージシャンにしか見えない、
神社で必勝祈願をするニータンの愛くるしさったらないわあ、
雪の中参拝する草津の選手達、そのまま温泉で雪見して行けるね、
今年のファジフーズにはどんな新商品が出るのかな。



そうなんだよ、ウチのチームは、今年はJ1。


名古屋、大阪、清水、磐田、神戸、東京、川崎、
試合時間にもよるけど、みんな日帰り圏内。
泊まりがけで行くとしたら、仙台、新潟、広島(ここも日帰り可能)、鳥栖ってところ。


なんだか、ちょっとだけ、
つまんないな。



もちろん、コンサはJ1に定着しなくちゃ。
でも、自分のチームがないからと言って、すっかり縁を切ってしまうには、
J2というリーグは惜しい場所!

お金はないけど、チームに関わる人達の情熱が身近に感じられて、
オラが町の特徴、雰囲気が伝わってきて、
サッカーを通じて繋がり合う人の輪が、とても暖かく優しくて、

サヨナラするには惜しい場所。


今年は勝ち負け関係なく、のんびりとゲームを楽しみに、
時間に追われずスタグルメをじっくり堪能しに、
J2へ行ってみようかな、と思ったりします。
試合の曜日もずれるしね。
松本山雅や町田がどんな試合をするのかも興味ありますし、
ユウヤにケンゴ、カズゥも気になることですし。


ううむ、遠征費が・・・

【2012/01/22 02:23】 | サッカー
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実は
すいとこびっち
妻もおんなじこと言ってます。
J2の方が、楽しい場所が多くてJ1は行きがいがないって。
やはりそう感じてる人多いんですね。
それにしても、日帰り圏内多くてうらやましす。

Re: 実は
deracine
>すいとこびっち さま

行く先々で温泉やら美味しいものやらのある「地方」遠征に慣れちゃって、
東京だの神戸だの「都会」に行ったら、「わだス、どうしたらよかんべ?」といったかんじです。
三宮でおしゃれにお買い物、ってガラじゃないしなあ。
東京だと、どさんこプラザに寄って月寒あんぱん買って帰るというルートですが。

> それにしても、日帰り圏内多くてうらやましす。
行こうと思えば新潟も日帰り圏内です。さすがにしたくないけど。

2号さんのブログ、早速おじゃましてきました〜v-238



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オフの間にいろいろしとこうと思っていたのに、
うわあ、もう始まっちゃったよ〜
毎日チャオコンをチェックする生活が、
手帳に対戦相手と場所と時間を書き込む生活が、
あちらのスタジアム、こちらのスタジアム、と路線と料金を調べる生活が、
もう、他の事に時間を使えない、頭の中が赤黒に染まる生活が。

う〜ん、結局できたのは台所の床のワックスがけだけだったわ・・・


新しいユニ、今年もステキです。
ホームもアウェイも両方欲しくなっちゃう。


去年の冬にあった短期の仕事、今年は無くなったので臨時収入の予定が消失。
やっぱり、捕らぬ狸の皮算用はいけません。
さて、どこから遠征費等をひねり出そうかしらん。


とりあえず、3月17日神戸戦へは、もう行く気満々です。
車も2月の末に車検を済ませて、調子はばっちりの予定だしね。
ついでに六甲でも走ってこようかな。


【2012/01/18 01:10】 | コンサドーレ札幌
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先日、親に頼まれた本を探しに本屋さんへ行って、ついつい、店内を徘徊してしまったら、
見つけちゃった、
ら、買うしかない、



アダムス・ファミリー全集アダムス・ファミリー全集
(2011/10/26)
チャールズ アダムス

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映画にもなったのでご存知の方も多いと思いますが、
もともとは一コマ漫画です。

実家に父親が昔買った「漫画読本」と言う月刊誌(昭和30−40年頃の)があったのですが、
そこで見たのが初めて。
確か「幽霊一家」と言うタイトルだったような。
もともとこの一家には姓がなくて、作者の名前をそのままつけて呼ばれるようになったらしいのです
でも今思うとあの雑誌、日本や外国の有名な作家の漫画がけっこう載ってたなあ。
「意地悪じいさん」、「ベビーギャング」、そして沢山の一コマ漫画。
その後、星新一氏が自分の集めた外国の一コマ漫画をまとめた「進化したサル達」(これも今は絶版)にもいくつか紹介されていました。
今回、そのとき見ていた作品に再会し、懐かしいのはもちろんのこと、
見直して初めて気付いた事もあり、あらためて楽しみなおしました。

解説にもありましたが、仲良く遊ぶ兄と妹、親子の団らんといった”普通の家庭の情景”が描かれているだけのこと、
ただ、その遊びにつかうおもちゃが積み木ではなくおもちゃのギロチン台だったり、
「今日は素晴らしいお天気だ」と言う窓の外が暴風雨だったり、
お隣に借りに行くのが砂糖ではなくヒ素だったり・・・

最近の(特に洋画の)ホラー映画のようなスプラッタ的な要素はない、静かな絵なのですが、
じわ、っと、すう、っと涼しい風がどこからか吹いてきたような恐さ、
でも、ユーモアのあるコワさ。
例えて言えば、落語の怪談話のような恐さかなあ。
立ち読みでもいいですが、図書館で借りるとかして(よろしければお買い上げ頂き)、じっくり読んでみる事をお勧めします。



そういえば、レイ・ブラッドベリに「塵よりよみがえり」と言う本があるのですが、
その装丁に使われているのが、ブラッドベリが気に入って買ってあったと言うアダムスの絵です。

塵よりよみがえり (河出文庫)塵よりよみがえり (河出文庫)
(2005/10/05)
レイ・ブラッドベリ

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てっきりこの本のために描かれたんだと思っていたくらい、雰囲気がぴったり。
町外れに住む「死なない一族」、その家の前に捨てられていた「命に限りのある」人間の子供、
彼らの物語が、それぞれ独立した短編の連なりで進んで行きます。
背中に翼がなくて飛べなくても、心を飛ばせなくても、
一族は「人間の子供」を慈しみ育て、共に暮らして行きますが、
ある日「町の人間」が彼らを滅ぼしにくる、
その日、子供は他の場所へ移住する「一族」から離れ、一人の「人間」として旅立つのです。

それぞれ別々の時期に「不思議な力を持つもの」について書かれた短編が、「一族」の物語としてまとめられた形の本ですが、決してバラバラ、つぎはぎ、寄せ集めではなく、ちゃんと物語は続き流れて行きます。
最後、「おばあちゃん(ミイラ)」を連れて博物館を訪れた子供と、館員との会話の場面、
これから始まる未来、きっと彼は「一族の誇り」とともに生きて行くのだろう、と胸がジンとしました。
この本も単なるミステリーやホラーではなく、家族の物語なのでしょう。

【2012/01/14 02:34】 |
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バロンドールという言葉の響きが、これほど胸にぐっと来るのは初めてです。
きっと私だけじゃなくて、沢山の人がそう思っているはず。
「ホマレ、サワ」と言うアナウンスに、じわっと涙が出てきました。
和服を着た人がトロフィーを受け取る日が来るなんて、それを目にする日が来るなんて。

2011年は、日本のサッカーにとって、本当にダイナミックな年でした。
震災によって、サッカーに関わっている人達がみな、サッカーの存在意義についてあらためて、あるいは初めてじっくり考えた、
その答えははっきりと出た訳じゃない、たった一つの正しい答えがある問いではないから。
でも、皆が考えて、そして行動した事が日本のサッカーを動かした、
その変化の矢印は、確実に前へ、先へ、さらに高い場所へ、と向いていると思います。



バロンドールを取ったからと言って、澤選手の歩みがここで泊まる訳ではなく、
きっと今までと変わりなく、よりいっそうの成長を求めて練習し、プレーし続けていくでしょう。


私も負けずに、コンサがよりいっそう成長できるように、これからもずっと応援頑し続けていこう。

それが日本のサッカーがより良い方向へ向かうための、ほんの一部分かもしれないけれど、力になれればいいな。

そして、サッカーが続く限り、震災の事も忘れずにいよう、
復興にはこれから、とてもとても長い時間がかかると思うから、
それに対して、自分にできる事を少しずつでもいいから続けていこう。



【2012/01/11 02:29】 | サッカー
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